先日こちらのブログで、大分が誇る麦焼酎の『兼八』を紹介させて頂いただきました。
その焼酎が造られている宇佐市の四ツ谷酒造さんに
見学させて頂く事ができました。
同じ県内で、車で一時間もかからないところなのにお伺いさせてもうのは初めてです。お恥ずかしい
長洲港の近くの昔ながらの住宅地、一本細い路地の奥にその酒蔵はありました。

お忙しい最中、我々の突然の訪問にも関わらず、
こころよくお受けして下さり、ありがとうございました。
普段、関係者の方しか入れないであろう
蔵の隅から隅までご案内していただき
しかも、ご主人自ら醸造過程や必要器具の事などを事細かに分かりやすく説明していただきました。
わたしにとっても非常に濃厚な時間となりました。
兼八は何度も飲んだことはありますが、
誰にどのような所でどんなふうに仕込まれてるのかは
実際に行ってみないとわからないことです。
麦焼酎の命である原料の麦。
醗酵させるま前の段階です。
食べさせていただきました。
少し芯が残っていて、噛むとほのかに酸味がありました。

兼八の味を守り続けてきた蒸留器。
タンクはかなり年期が入っています。
何十年も使っているので、器具の所々は修繕と改良はされていますが、
タンクを変えてしまうと、兼八本来の香ばしさと甘さは出ないらしい。

これは宝の山でした。
蒸留した焼酎の原酒を子楢(どんぐりの木)で造られた樽で貯蔵している部屋です。
ご主人曰く、何年も前の原酒が眠ってますとのこと
一般には流通していないお酒なのでほぼ幻。

ご主人のご厚意に甘えて、少し試飲させていただきました。


ウィスキーのような琥珀がかった色。
兼八の香ばしさの中に樽からくる熟成香が溶け込んでいる不思議な味。(マスター談)
この見学を通して、ご主人や蔵人の方々の焼酎に対する情熱や愛情をひしひしと感じました。
感動しっぱなしの一日でした。
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- 2013/09/10(火) 19:33:24|
- 焼酎
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